かけがえのない人


「愛結、どうしたの?どこかまだ痛い?」

「ううん、大丈夫、だいぶよくなったよ。お母さん看病ずっとごめんね、なんか弱気になっちゃった」

「ならよかった。子供の看病をするのは親として当たり前よ、それに心が弱くなるのもお母さんわかる。でも、泣くとまた疲れがでちゃうから」

そういってわたしの頭をぽんぽんとしてくれて背中をさすってくれた。

親ってなんでこんなすごいんだろう。自分よりも子供を優先できるんだろう。

それに強い。

どんなことにも生じないし、いつでも味方でいてくれる。

わたしは恵まれていると本気で思う。
お父さんもお母さんもわたしにすごく優しくしてくれて、愛情たっぷりに育ててくれた。


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