かけがえのない人


「やば!」


せっかく作ってくれているから残せるはずもなく、残っていたものを口に一気にいれるとお母さん特製のジュースで流し込んだ。


「いってきます!!」


そのまま鞄をかっさらうようにして玄関にむかう。

「いってらっしゃい、気を付けてね」


お母さんも玄関まできて、わたしを見送る。

これも中学のころから変わらないうちのひとつだ。


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