かけがえのない人
「それで、お前たちに質問したんだ。以前森田が北見と山瀬にはぶられているといってきた生徒がいてな」
もう嘘はつけないと思った。
「はい、はぶいていました」
そうわたしは答えた。
「そう、なんだな。いや、先生も悪かった。お前たち3人は仲がいいと思い込んでいて、ちゃんと見れていなかったんだな。森田が自殺未遂をしたのはわたしの責任でもある」
「「すいませんでした」」
わたしと瀬那は深く頭を下げる。
「俺から親御さんにもちゃんと説明はしておくから。お前たちもちゃんと反省して二度とこんなことしないように」
「「はい」」
わたしたちは決してやってはいけない、許されないことをした。
でも、学校側としても大事にはしたくないらしく、あんまり強くは言わないんだと思った。