燈籠
私の姿が見える人はおらず、


暑さや寒さもほとんど感じなくなった。


あの日、十四歳だった私は___


今も、十四歳のままだ。


時間の流れも、私だけが止まってしまい、


あれから四十年ほどが経ったというのに、


私はあの頃と同じなのだ。
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