マリモ先生に恋したっぽい!

「そー言えば今日、一時間目から……アイツの授業だね~」




『……アイツ?』




「ま・り・も」






嗚呼、まりも…ね。

そー言えばなんで『まりも』は『まりも』なんて呼ばれる様になったんだっけ




思わず、普段の容姿を思い出す

白衣みたいな服に、瓶底眼鏡、ボサボサの…………まりもみたいな髪の毛




あ、……だから『まりも』か










「うち、生物きらーい


社会に生物必要なくなーい?」




『それ言ったら古典もな』




「古典はいいのぉ!センセイ、イケメンだし」









だってさ。ある意味失礼だよね、

言い方変えれば『まりもはイケてないからダメ』って事じゃん受ける(笑)









「綾、おはよ」

と、当たり前の様に背後から頭を撫でたのは……犬上 絢斗-イヌカミ ケント-

いつの間に学校来たんだろ



さっきまで居なかったじゃん

『ん。おっはぁー』



「…………って、綾、前髪切った?」




『ん?あー……うん』









目に前髪入って痛かったし。

てゆーか…………よく気づくなぁ、


「へぇ、可愛いなそれ」
< 3 / 46 >

この作品をシェア

pagetop