マリモ先生に恋したっぽい!

好き

――――――――――――――――……

――――――――――――――……

――――――――――――……






二ヶ月後のテスト、なんて、身構えてたつもりはないが。

なんで、こう…………二ヶ月経つのが早く感じるんだろう。





早くも、テスト前日の朝、

私はまりもに『忘れ物してるぞ』と呼び出され、生物室に顔を出していた




てゆーか…………忘れ物って何?

顔を出した私に渡されたのは、淹れたてのココア。甘くて美味しいし、



ほっ、とするのだが……………………









『まりも、……忘れ物って何?』



「さて、なんでしょーか」



『いや、分かんないし』








思わず突っ込みを入れた私、

だって、教科書もノートも、置き忘れてない筈だし……って、なると、



「ん、やるよ」



『へ?…………え?……お守り?』



「多分、今、必要だろーから」










と、いたずらっ子みたく口角だけを上げて笑う。


『ありがと、まりも』



「どーいたしまして」





貰ったお守りを、直ぐ様手提げにぶら下げる。ご利益ありそう!

「それと、」



『ん?』





ゆっくりと近付く顔、

鼻と鼻が触れ合う距離、




「テスト、頑張ったらご褒美やるよ」




『!?』
< 32 / 46 >

この作品をシェア

pagetop