愛を込めて2〜each of the story〜
バサッ

「えっ」
「女一人で何やってんだ?しかもそんな寒そうな格好で」

私の目の前の人が掛けてくれた黒い上着
ふんわりと香る洗剤のいい匂い。

「いい匂い。。」
「あ?匂い嗅いでんなよ気持ち悪い。お前くしゃみしすぎなんだよ」
「気持ち悪いって!ちょっといろいろあったから、家に帰れないの。しょうがないじゃん。。」
「あ?親と喧嘩かよ。チッ」

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