矢沢神奈の恋愛事情
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そして神奈が小学六年生 遊が中三の時

「ただいま〜」

「お、神奈おかえり!」

「兄貴部活は?」

「今日は午前で学校終わったんだよ」

「ふーん。ちょっと出かけるね」

「おいおい、帰って来て早々出かけるなんてそんなはしたない子に育てた覚えないぞ!!」

「誰もおめーに育てられてねーよ。」

「なんの用事なんだ?」

「んー。なんか呼び出された。」

「男?!」

「うん。男。話があるんだってー」

「どこに?」

「すぐ近くの公園」

「ちょっとお兄ちゃん秒で牛乳買ってくるから少し留守番してて!!」

「ちょっ!!え?!」

ものすごい速さで家から飛び出した遊
神奈は黙ってちゃんと留守番をしていた。
そして何分か経って玄関から遊が満足気な顔で家に入ってくる


もちろん両手には牛乳なんてない

その後公園に行くと誰もおらず
翌日学校に行くと呼び出した男子は
神奈を避けるようになった。

まー、いいや。

神奈は気にする事は無かった。


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