矢沢神奈の恋愛事情
「ゲッ。なんであんたが来てんのよ」

メニューを運ぼうとテーブル席に行くと
ニコニコと笑って手を振る田島章の姿。

「いや〜、やっぱお前めっちゃ注目されると思ったわ〜。他校の友達もお前を見たいつって来てんだぜ?」

田島章の周りには不良がオッス!!と頭を下げ、
神奈にリスペクトの目を向ける

「うわー、あんた達かなりアウェイだけど?章あんた自分のクラスの出し物は?」

「俺んとこはクオリティー低いお化け屋敷だからねー。それに俺は遊んでたいタイプだから」

「いーね。あんたと同じくあたしも自由に回りたいタイプ。まぁ約束しちゃったからやりきらないとダメなんだけどさ〜。」

「なにー?約束って?」

「それがねー「矢沢さーん!!!!」


遮られるように天野さんに呼び出される

「うわ、やべ。章!!沢山貢献しろよ〜」

そう告げて神奈は他のテーブルへ走り回る


「約束ねえ。」

そんな神奈を見つめて何かを企む田島章
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