溺愛とはなんでしょう?




「俺の名前、赤坂健人って言うんだ」


「へー…」


「その…友達に、ならね?俺らさ。お前と話してると、その…楽しいし」


その言葉に、俺は、目を見開いた。


小さい頃から、遊ぶ時間も無く

毎日、勉強ばかりしていた俺にとって、友達なんて言葉は、縁もゆかりも無い言葉だった。


「…何いってんだよ。もう、友達だろ?」


俺が少し口角を上げながら言うと、健人は、大笑いしながら俺の肩を叩く。


「そうだよなっ!!!」




< 102 / 244 >

この作品をシェア

pagetop