水色のソーダは君のせいで
今日は日直のせいで、早めに登校せざる終えない時点で不満



昨日無かったはずの空席が、自分の後ろに作られ、担任の田中先生がこの美少年転校生を引き連れて教室に入った時点で気分は最悪だったけど



「じゃ、日直だし席前だし、柚木が音海くんの学校ガイド係なー」


そう、田中先生直々にご指名いただいた時にはその女子受けの良い爽やかな笑顔を(自主規制)しそうになった。



「まじですか、」



「嫌??」



それはもう私ときたら、机の上にしな垂れて、なんかもう、こう、顔全体を不愉快の色に染めまくって先生を見てるわけですから


その上で、爽やかに首を傾げつつ「嫌?」と聞いてくるなんてまぁたいした人物だ


先生だけど。



「わ、私案内したいです!」
「えっ、ずるい私もっ!」



そんな私達の会話に痺れを切らしたクラスの女の子達が次々と挙手し始めて、けしからんもっとやれ。




「あーはいはい。もう人気者だな、音海君は…」




あっはっは(棒)そういうのは良いから

てか、そもそも転校生を案内するのって先生なんじゃないの
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