お見合いから始まる恋→結婚
「はい、ありがとうございます。」

お兄さんはにっこりと書籍を受け取るとこう言って去って行った。

「今度弟に内緒でデートしましょう。」

本気とも冗談とも判断のつかない私が我に返った時には、とっくにお兄さんは消えていた。

「何だ…、あの人…。」

私はそれから通常の業務に勤しんだけれど、心の隅に今日の出来事がひっかかてしまったような感じを受けた。















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