お見合いから始まる恋→結婚
不服そうに尚登さんが私を睨む。

「…“私が好きなのは尚登さんなので。”そう言って代金を置いて出て来ちゃった。」

また聞こえなかったのかな…。

私は恐る恐る尚登さんを見た。

「はっは、ははは。」

照れたような尚登さんの表情。

「兄貴にそんな事を言ったの?陶子が?」

「そうよ。いけなかった?」

「やってくれたな。さすがは大人の女性だな。」

すると尚登さんは本当に嬉しそうな顔をした。

「俺が陶子を守るから。ずっとずっとそばに居て欲しい。」

そして私にもう一度顔をよせる。

「早く引っ越しをして来いよ。どれだけ待たせるんだ。」

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