朱莉さんの不可解な一週間
「まあ、俺も似たようなもんだから人の事は言えねえけど」

苦笑交じりでそう言った社長は、「帰るかな」って呟いて席を立つ。


そして鍵のついた引き出しにファイルを仕舞い込むと、(おもむろ)にあたしに近付き、


「朝来て死んでたってのは困るからなあ」

そう言って、なけなしの1000円をあたしにくれた。
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