地下室のフィアンセ ~秘密を愛しすぎた獣~
「それにしても、汚い部屋ね」
女は散らかった男の部屋を片付けたり、ときには男のために料理を作ってやった。
「うーーん、うまいなぁ!リサは料理の天才じゃないか!? 」
「そ、そうかな…?」
別に女には油断させて男を毒殺しようとか、そういった考えはなかった。
「うまい!本当にうまいよ!リサ!」
「まぁ、気に入ってくれたのなら…何よりよ。ピエール」
ただ、なんとなく、暇潰しに男の家事を手伝ってやったに過ぎない。………それだけだった。