キネウム王子とイーディス姫の溢れ出るパトス
「あー・・・分かった分かった」

「どうせ遊びほうけておったんだろ」

「まったくお前達は・・・」

「わしを一ヶ月も放っときおって」

「・・・は?一ヶ月?」

「そうじゃ、一ヶ月じゃ」

「ほらこの新聞の日付見てみ」

博士が持っていた木の苗の包み紙に

使われていた新聞紙を見た蒼井は

頭をかきながら黙ってしまいました

「ちょっといいですか・・・?」

別世界の二人とどう接していいか

分からないキネウムは

とりあえず自分に出来る事をしよう

えいえいおー!と頑張りました

「その新聞、一ヶ月前の物ですよ」

「はっ・・・んー・・・んん」

蒼井は首がもげるんじゃないかと思う位

かしげ考え込みました

「じゃあ二ヶ月もか・・・」

「どうりで犬生活に慣れる訳だ」

「体が軽い軽い」

バリー博士は「チョコバナナオレ」と

尻文字で書きました
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