キネウム王子とイーディス姫の溢れ出るパトス
「え?お前家出してんの?」

「つうか素肌に熊の毛皮とか」

「どこの野生児だよ」

藤袴と紅咲はイーディスの毛皮を

剥ぎ取るふりをし

慌てふためくイーディスを見て

喜んでいました

「ちょっとやめなよ」

「今僕が色々調達してくるから」

「それまで待っててね」

水鳥は東東さんに監視を頼むと

忍法砂隠れで姿を消しました

イーディスは優しそうな水鳥に

心ときめきましたが

それを見逃さなかった紅咲が

耳元でぼそりとつぶやきました

「あいつ程冷酷な奴は居ない」

「忍者教室では鼠色の悪魔と」

「恐れられているからな・・・」

はぁ?忍者教室?小学生じゃあるまいし

イーディスはやっぱ馬鹿だこの人達

そしてこの高校!と思いました
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