キネウム王子とイーディス姫の溢れ出るパトス
「えー・・・と」

「姫様のあの時の事を詳しく説明すると」

白蛙の身振り手振りの必死の説明に

イーディスは目をつぶり腕を組み

必要以上に縦に首を振り応えます

「いつものように煎餅横丁で」

「うんうん」

「落花生入り手焼き煎餅を二枚買い」

「うんうん!」

「一枚を口にくわえ歩いていたら」

「うんうんうん!」

「道に蛙の石が落ちていたので」

「おん!!」

「しゃがんで拾い立とうとしたら」

「へー!!」

「後ろから来た老人のアゴに」

「ほー!!」

「頭をぶつけ失神しました」

「なんでやねん!!!」
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