わたしと専務のナイショの話
「さっき、お前が御堂といちゃついてるのを見たとき」
本選んでただけですよねー。
「イラッと来たんだ。
恋かもしれん」
無理やり思い込もうとするのはよくないと思います、とのぞみは思う。
結婚するにあたり、相手を好きにならなければならないと思ってるのではないかと思ったのだ。
……それもおかしな話だが。
そう思っていると、
「ところで、なにを借りたんだ?」
と京平が訊いてきた。
本は車に置いてきてしまったので、もうない。
「ああ、御堂さんオススメのグルメミステリーです」
と言うと、
「グルメミステリーってなんだ?
食べるか推理するかどっちかにしろっ」
と文句を言い出す。
「いやいやいや、両方あるからいいんじゃないですかー」
と言いながら、ついて歩いていると、京平が、
「そういえば、お前、学校の図書室でもよく本借りてたな」
と言ってきた。
本選んでただけですよねー。
「イラッと来たんだ。
恋かもしれん」
無理やり思い込もうとするのはよくないと思います、とのぞみは思う。
結婚するにあたり、相手を好きにならなければならないと思ってるのではないかと思ったのだ。
……それもおかしな話だが。
そう思っていると、
「ところで、なにを借りたんだ?」
と京平が訊いてきた。
本は車に置いてきてしまったので、もうない。
「ああ、御堂さんオススメのグルメミステリーです」
と言うと、
「グルメミステリーってなんだ?
食べるか推理するかどっちかにしろっ」
と文句を言い出す。
「いやいやいや、両方あるからいいんじゃないですかー」
と言いながら、ついて歩いていると、京平が、
「そういえば、お前、学校の図書室でもよく本借りてたな」
と言ってきた。