理想の絆

倒産寸前の建物

ここは都会の中にある建物だ。しかし、ここは借金まみれ、人手不足で倒産寸前である。

「おい！これ見ろ」

1人の中年男が従業員の若い3人の男を呼び出した。

「１ヶ月以内にあと2人雇わないとここを差し押さえする、そしてここでお世話している茉奈を施設に強制連行するとのことだ」

この場所は茉奈という少女を子守りをしているようだ。しかし、最低2人雇わなければ茉奈は養護施設に強制的に連れていかれるようだ。

「何が何でも茉奈を守れ！そのためにまず人を呼び込むんだ」

中年男はどうやらマネージャーのようだ。

「茉奈は100人に1人に現れる色んな人に幸せを与える力がある子供なんだよ！養護施設に渡したらその力を失われるんだ。それを阻止しなければいけない。そのような人間になるには様々な人間のサポートが必要なんだ何としてでも守らなければいけないんだぞ！」

3人の若い男はうなずいた。

「しかし、人を呼び込んでも誰も来ませんよ？」

「それがお前らがやるべき仕事だろーが！いいからとっとと人を呼び込んでこい！時間がないんだよ」

「分かりました」

3人の若い男は外に出て呼び込みを行った。果たして働いてくれる人は現れるのだろうか？