もう一度、愛してくれないか

そのあと、恥ずかしかって嫌がる紗香を引きずるようにして、バスルームへ連れて行った。
性懲りもなく、とは思ったが、止められなかった。

そして、そこでも、今までにない大胆な体位で、思うままに抱いた。恥じらいながらも、今までにない妖艶な表情で、彼女は応えてくれた。

()きつくして、その声は今や枯れるほどになってはいたが……

……紗香はもう、泣いてはいなかった。


そして今日、一つだけ、わかったことがある。

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