もう一度、愛してくれないか
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ホテルでは、鉄板焼のレストランの個室で、専用のシェフが神戸牛や(あわび)をフランベしてくれた。
目の前で上がった炎に、紗香が無邪気な歓声を上げる。

コースの料理が落ち着いたところで「デザートの際はお申しつけください」と言って、シェフが座を外す。

おれは用意していたリボンのついた箱を、紗香に差し出した。

「……紗香、今年は誕生日のプレゼントを渡せなかったから兼用になるけど、その代わり、すんげぇ奮発したからな」

「わぁ……開けていい?」

紗香が上目遣いで訊く。

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