時を超えた王女と戦国武将達 中編
「あ...!この前はありがとうございました!」

「礼はいいって。また会ったな。」

「あれー?幸ー。俺をおいて女の子を引っかけるとは成長したな。」

「冗談キツイですよ、信玄様。この女、この間イノシシみたいに俺に突っ込んできたんですよ。」

「イノシシって...。」

幸って言うんだ。
って、その前に!イノシシって失礼じゃない!?

「幸に目をつけるとは君も見る目があるね。幸のものになる前に俺のとこにおいで。君は美人だ。」

「そ、そんなつもりではないです...!」

信玄様って...多分武田信玄だよね。
こんなに軽い人だったんだ。
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