ダブル☆愛☆
その時。


ポツリ。

空から雨が降ってきた。


さっきまで晴れてたのに。


いつの間にか曇っていた。

まるで私の心のように……。



このまま大雨になればいい。


私の辛い心ごと、流してくれればいい。


私は雨に打たれながら。


しばらく声を殺し、泣き続けていた。



こうして私の夏は。


初デートは、最悪なものとなった。
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