ダブル☆愛☆
「お姉ちゃん……本当に大丈夫?」

風呂から上がって、まなが近くに寄ってきて、心配そうに言った。


「うん、大丈夫。ごめんね」

「何かあったの?今日、彼氏さんとデートだったんでしょ?」

「うん。楽しかったよ」

「……本当に?」

疑ってる目で聞いてくる。

まな…ごめんね。


私、嘘言ってる。


「ホントだってば‼」


「そか……。何かあったら、遠慮なく僕に言ってね?」

「ありがとう……」

私は…まなの頭を優しく撫でた。


とにかくまなの前では、いつもの私でいなくちゃ。
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