ダブル☆愛☆
教室に入ると大は既に来ていた。


友達と楽しそうに話をしている。


今の私の気持ちも知らないで……。


少し大に対して、悪態ついてた。


ふと大がこちらをちらっと見て、目が合った。


ドキッ‼‼


私は少し怯えながらも大を見た。


でも大はすぐに視線を逸らして、また、楽しそうに友達と話し出す。



「ちょっと、ちょっとー‼めぐ、彼と何かあったの
?毎朝一緒に登校してたのに、今日は別々だなんて……」


「可恋……」

親友の可恋が、心配そうに言った。
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