ダブル☆愛☆
「お姉ちゃん。彼氏さんから電話だったの?」

「うん……」

「何だって…?」
心配そうに聞いてくるまなを見て。

私はもう我慢出来なくなって。

まなをギュッと抱き締めた。

「お姉ちゃん……どうしたの?」

「まな…ごめん。しばらくこのままでいさせて……」

「お姉ちゃん…」

まなは私の気持ちを悟って、優しく抱きついてきた。


まなとこうしてると落ち着く。

大好きな彼氏を失った私にとっては、ものすごくありがたかった。


私達はしばらく抱き合って、姉と弟としての愛情を確かめ合っていた。
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