ダブル☆愛☆
「まな、そろそろ起きないと・・・遅刻しちゃうよ?」




「・・・ない」



やっとまなが口を開く。





「え?」


「僕、今日は学校行かない」



「どうして?具合悪いの?」



「違う・・・・」



「ちゃんと顔見せて、話してよ・・・」


私は不安になって、毛布に触れる。




だけどまなは突然起き上がって、私を拒んだ。




「まな!」


私は驚いた。



まなの目には、たくさんの涙で溢れていたから。
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