「其の花の、真白に咲く」〜麗しの執事と令嬢の秘恋〜
「……言えないような所に、行っていたのかっ!」
答えずにいるのに、キースが怒りを募らせる。
「……あの執事の元へでも行っていたのか?……私が辞めさせたあの執事に、おまえは会ってきたのか!」
「……。……あなたが辞めさせたと、認めるのね……」
キースの顔を仰ぎ見る。
私の視線を捕らえて、
「……それが、どうしたというんだ」と、キースは鼻先で笑った。