「其の花の、真白に咲く」〜麗しの執事と令嬢の秘恋〜
「……これが、最後の機会だったかもしれないのに、なのにそれを逃すなんて……馬鹿よね、あなたって……」
本当には心にもないことを口にする私に、
「……なんとでも仰っていただいて、けっこうです……」
と、悲しみをこらえるように答えるリュートに、
「……受け入れるのね、こんな非難も……」
ベッドから身体を起こして呟くと、二度とは叶うことはないだろう彼との愛に、長くため息が漏れたーー。