今日もたっくんに溺愛されちゃっています。






「ねぇ、もう寝ないの?もっかい寝顔見せてよ」

「何言ってるの…?びっくりしすぎて目覚めちゃったもん。寝てるとき勝手に入ってこないでよ」

「幼馴染みの特権だよね。俺相手だとオジさんもオバさんも快く朱里の部屋入れてくれるし。ラッキー」

「ラッキーって…だから意味分かんないよ」

「(お、顔赤くなった)下で待ってるから着替えたら降りてきてね。ご飯食べたら一緒に学校行こ?」

「う、うん…」




パタンッと私の部屋から出て行ったたっくんを見て、思わずため息が漏れた。



はぁ…再び私を追い掛けるようになったたっくんは、いつも予想を上回るような行動ばかり。

普通、こんなことされたら私のことす、好き…、なのかな…なんて思っちゃうんだろうけど。


でも相手はあのたっくん。


中学時代は色んな女の子と付き合ってたプレイボーイのたっくんだし。

からかわれてるだけ…?




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