今日もたっくんに溺愛されちゃっています。


そんな複雑な気持ちの中、寝ていたはずのたっくんが座っている私の膝を枕にするみたいにして下からこちらを見上げてくる。



「…朱里」

「たっくん…もしかして起きてた?」

「うん。でもあの人達めんどくさそうだったから寝たふりしてた」

「そっか。もう新婚さんごっこも終わりだね」

「んー…」



目擦るたっくん可愛い…

そしてこれが俗に言う上目遣いというものなの…?

これは…イチコロ。




「ねぇ朱里…」

「ん?」

「新婚さんごっこしたらさ、早く結婚したくなっちゃった」

「その目でそんなこと言わないで…キュン死にしそうだから。死んじゃうから…」

「ん?んー…」



また目擦ってる…まだ眠いのかな?




「スー…スー…」

「あ、寝ちゃった。可愛い…」




たっくんの寝顔を見ていたら、起きてる時には伝えられない気持ちを伝えたくなった。

だからポツリ、ポツリと絞り出すような声で小さく呟く。

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