紫陽花とネバーランド

「うん、ごめんね。名前は言いたくないや。嫌いなの、自分の名前。だからウェンディって呼んでくれると嬉しいな」

自称ピーターパン、、ピムにうなずいてから、名前を聞いてくれた女の子の方を見て笑いかけた。

「いいよ!よろしくね、ウェンディっ」

女の子が笑顔でそう言ってくれてホッと息をついた。あれ、あたし緊張してたのかな、柄にもなく。

「ウェンディ、あそぼ!」
「すきなどうぶつはなあに?」
「じゃあわたしも!すきなたべものは?」

あたしが女の子の質問に答えたことで他の子たちも大丈夫だと思ったんだろう質問合戦が始まった。

「今日は僕がウェンディにここの事を説明するから、遊ぶのは明日にしようね。じゃあ、解散!」

またしても、助け舟。

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