不器用な恋愛
「へー
そんな早い時期から気になり始めてたんだ」
食いついて来る美琴を横目に
私はグレフルサワーを飲む
さっきから早いペースで酒を仰ぐ
少しでも酔わないと
恥ずかしすぎて喋ってられないのだ
「その時は認めてなかったけどね
自分自身で認めて思い返してみると
あぁこの時の感情は
始まりの合図だったんだなとか思うね」
「いいねぇ〜恋してるね〜
早く続き話してよ!!!」
美琴はニヤニヤしながら
続きを催促して来る