Lie
兎の手が僕の首を締め切った瞬間

扉が開く。





……………なんだ??

何か見える…。



光。



兎…

どこ行った??



白い煙が僕の足に纏わり付いて
手となり
腕となり

僕は屋敷の外へと引きずり出された。



やべぇ
やめろよ。

中に兎がいるんだ。



壁の言ったコトが確かなら

中にはもう

戻れねぇ。


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