待ってろあおはる
ちづる…先輩…来てるってよ!
どうする!?
え?あ…そ、そうですね…。
どうしましょう…。
ま、まぁ…。
別に…ねえ?
時間も経ってるしね?
と、ジュースをゴクゴク飲むマネージャーが。
あ、戻ってきた。と、見てる視線を追うと。
キャプテンが、同期のメンバーをぞろぞろと
引き連れて来た。
みんな、久しぶり!変わらないね!
いや、変わったでしょ。
お前は変わりすぎ!
マネージャー貫禄ついたねー。
なんか言った?などと、
と、ワイワイしだした。
賑やかな輪から、少し抜け出して
懐かしい顔を見ていると…
キャプテンが、隣に来た。
ちづるちゃん、元気だった?
はい。忙しくしてます。
でも、来て良かったです。みんなに
会えて…ほんと懐かしい。
いやー、本当にね。
そんなに昔な気はしないけど…
やっぱり、時間は経ってるってことだね。
そう…ですね。
キャプテンも、変わりましたもんね?と
笑うと。
もう、勘弁してよー。と、言いながら
あたしを見つめて。
ちづるちゃんは…キレイになったね。
と、あたしの頭をなでようとしたら。
その手を、横から違う手がつかんだ。
えっ?と、キャプテンが振り向くと。
だめだってば。
俺のなんだから。
…先輩が笑っていた。