極甘同居~クールな御曹司に独占されました~
その反動なのか、逆恨み的に腹が立ってきた。

これをくれたのは決して親切ではなく、こうして私たちを恐怖に陥れるためにわざと声をかけてきたに違いない。



頭の中で天敵認定しつつも、貧乏性の私は丁寧にサービス券をたたみ、お財布を取り出して大切に仕舞いこんだ。


それはそれ、これはこれ。
サービス券に罪はない。
次回、ありがたく使わせて頂こう。



「雲の上の人でしょ? 接点ないんだから大丈夫よ、有香」


会社の頂点と底辺。
華やかなイケメン御曹司と地味で貧乏なリケジョ。


住む世界が違う私と彼が再会することは絶対に有り得ない。


……はずだった。





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