お前といたい。ただそれだけじゃ駄目か?
最後にいきたかった場所
光「やっとついたぁ。」

光は二人が出会った場所で出会った日の思い出にふれていた



光「正剛…。ごめんね。」

その時正剛は近くで光をみていた

正剛「光。やっぱりここにいたのか…」

その声に光は気づく

光心の声[うそ。今の声って…]

振り向くそこには息を切らした正剛がいた。

光「せ、正剛どうしてここに!」

光に近づきながら
正剛「…お前さあの日言ったよな。俺たちは付き合った日じゃなくて、出会った日を大切にしようって。だからここなんじゃないかって。」


光「…なにしにきたの。」光心の声[なにそれ。正剛のばか。今私あんたの顔を見たら…。]

正剛「…お前さバカだろ」

光「え?」

光を強く抱き締める

正剛「この世で一番大事なもんに会いに来ちゃぁわりぃのかよ///」

光「!」

雨が強くなる

光「…」

光も正剛の背中に手を回そうとしたが、やめ、拳をにぎり、力一杯正剛をつきはなす

光「悪いよ!今さらなんなのよ!正剛はたいつもそう!自分勝手でわがままで、私の気持ちなんか…気持ちなんか…」目が潤む

光心の声[だめ。もうそれをいったら…]

光「全然知らないくせに!」

光心の声[いっちゃった…]

涙を流し始める

正剛「病気のことか?」

光「え?」

正剛「…」正剛心の声[大輝に言われたことは黙っとくか…]

正剛「気がついてんだよ!お前の態度は分かりやすいんだよ!どうして俺にいわないんだ!そんなに俺が信用できねぇのかよ!」

光「違うっ!」

正剛「だったらなんでだよ!」

光「言えないんだよ!」

正剛「俺のためか!だったら気にすんなよ。なにいわれたって俺は傷つかねぇ!光をずっと好きでいる!だから!」


光「嫌なの!」

正剛「!」

光地面に座り込む
光「嫌なの…いったら私は…私は…」

正剛近寄る
正剛「私はなんだよ」


光「…」

正剛「あぁそうか。なんとなくわかった。」

正剛も座りこむ

正剛「おメェさ治らない病気になったら俺に嫌われるって思ってんだろ」

光顔をあげる

光「なんでそれ…」

正剛「やっぱりな」


光「!」

光の頭をクシャクシャしながら
正剛「バーカ!嫌いになるわけないだろ?お前のことだそう思った瞬間思っただけでも、嫌われるって思ったんだろ」

光「なっ」図星つかれて驚きのあまり涙が止まる

正剛「俺はそんなせまいやつじゃねぇし、逆に言われなかった方が衝撃だよ」

光「だっだって!」

もう一度光を抱き締める

正剛「よかった。嫌われたんじゃないかって心配した」

光「…もう」
光も手を回す

光「正剛だってバカじゃん私は嫌いになんてならないよ」

雨が上がり、光が差し込む


しばらく抱き合った二人ははなれ、正剛がたちあがり、手を差しのべる

正剛「何かの間違いかも知れねぇ。行こう!」


光「…うん!」

手をとり二人で走り出した。




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