冷たい蜂蜜
結構時間が経ち私はそろそろ会社に行こうと思い身支度をし、車に乗り会社に向かう。




少し寄り道をしたい気分だったがやめておいた



早めに会社に着き、いつものデスクに座る




人はいなくて異世界のような空間



ふりかえるとなにかが迫って来そうな時間



きっと引き寄せるように集まるように



超えていこうよ




少し時間が経ち支部長が来た


「大本さん早いわね」



「今日は早くに起きてしまって」



「あら、私も同じよ」



「そうなんですね、早起きした時ってすぐに目が覚めませんか?」


「そうよ、それよ。」



「ですよね、不思議ですね」



「そうね~、私はなんで早く起きちゃうか分かるわ」



「なんでなんですか?」



「身体が冷たく包まれるからよ」



その言葉を聞いた瞬間納得した



「私も支部長と同じです」



「あら、そうなのね。今日は気を抜かないようにしなさい。」



「はい、ありがとうございます」



今日は予約が入っているからだろう。

そう思い支部長の言葉を受け取った


バックアップしなければ。



1時間後にはみんなが来る



みんなが来る前にこの今感じる匂いを頭の中で記録しなくては。



支部長の香水の匂い。今日はライオンハート。


前はシャネルの香水だった、変えたのか。



支部長はその日によって香水が違う


私は支部長のつける香水の匂いが好きだった



きっと沢山香水を集めているだろう



香水のお店のディスプレイのように。



香水の匂いは少し眠たくなる


眠気を我慢しながら仕事をした。




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