セーヌ川に魅せられて~パリジャンとの淡い恋~



アランは、昨日と同じようにマフラーを私に巻いてくれた。




私は小さく呟いた。




「好き・・・・・・」




通じないと思って発した言葉に、アランが答えてくれた。





「スキ?・・・ジュテーム・・・」





びっくりして顔を上げた私に、アランは自分の鼻を触りながら

少し照れた表情をした。




ジュテームって!!!


ジュテームってあの有名な??



『愛してる』って意味だよね!?





アラン・・・


私も、ジュテームです。






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