10歳の年の差はどうやって埋めますか?
しかし…。

翌朝、そのふわふわ感があまり治まっていなかった。

でも何とか今日一日くらいは乗り切れるだろう。

総にだって会いたい。

私はいつも通り、業務をこなしていた。

「おい、佐野。準備は良いか?」

清水課長から現場へ行く合図が出た。

今は2時前くらいかな。

こういう時も同じフロアで仕事をしているとやりやすさを感じる。

「長谷川さん、現場に行ってくるね。」

私はいつものように作業着にヘルメットを携える。

「佐野、本当に大丈夫か?」

社用車で清水課長から声を掛けられた。

「うん、ちょっと身体がだるいかな。でも大丈夫よ。」

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