結婚のその先に
「俺専属になってからハードスケジュールだけど、大丈夫か?」




「はい」




栞菜が笑うと啓吾は栞菜が淹れたコーヒーに口をつけてから「まっ、大丈夫しか栞菜は言わないと思ったよ」と笑う。




「啓吾さんも、大丈夫ですか?私以上にハードですけど。」




「大丈夫に決まってる。今、のりにのってるんだ。調子もいい。」




「そうですか」




啓吾のわくわくとした顔に栞菜も嬉しくなった。




「週末、予定がなければ婚約指輪、選びにいかないか?」




「はい」




2回目のデートの約束に栞菜は喜びが溢れた。
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