結婚のその先に
なかなか決められない栞菜とメニューすら見ずにもう注文するものが決まっている啓吾。




あせる栞菜に「ゆっくり決めていいぞ。ケーキ食べるか?パフェか?」啓吾はにこやかに付き合ってくれた。




「じゃあ啓吾さんと同じで、、、」




栞菜が決められずにそう言うと啓吾は店員を呼び「アイスコーヒーとほっとココアとアップルパイお願いします」と言った。




啓吾にはなんでもお見通しだったことを栞菜は思い出した。




「疲れてないか?」




「うん。啓吾さんの方が車椅子押させちゃって疲れてない?」




「大丈夫。楽しいよ、なんかわくわくするな」
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