結婚のその先に
啓吾が栞菜をベッドに運ぶ頃栞菜はぐっすりと眠っていた。




啓吾のシャツをぎゅっと握って眠る栞菜は満足そうに微笑んでいた。




その顔に啓吾も自然と笑顔になる。




なにより守りたい存在、、、





栞菜をそう思ったのは良輔が死んだからじゃない。




そのずっと前から




この想いは啓吾の力になり今までより強くなったように感じるのは栞菜への気持ちが大きくなっているからだと自覚していた。
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