オオカミな大上くん
ビクッと肩を揺らしてしまう。
「…体育祭が終わったらちゃんと言うよ…」
たぶん…。
言うよ…。
少ししょんぼりしながらうつむき加減で歩き出す。
そんなとき、大上くんはいつもしっぽをあたしの手に当ててくる。
「…体育祭が終わったらちゃんと言うよ…」
たぶん…。
言うよ…。
少ししょんぼりしながらうつむき加減で歩き出す。
そんなとき、大上くんはいつもしっぽをあたしの手に当ててくる。