オオカミな大上くん
あたしの顔がひきつる。



「こんなもんだよぉ〜。」



のんびり答える愛とは裏腹に、あたしはとても焦っていた。



朝ごはんも食べてないのに昼ごはんも抜きって言われたら…。



死…!




「自販機は空いてるから買ってきてあげるっ!」




そう言って愛は自販機の方へ走って行ってしまった。
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