君の笑顔は眩しく、ときどきせつない

でも。たまに思う。

羨ましいと。

単純な世間話に笑ったり、

友達の幸せな話を聞いて喜んだり、

流行りの映画をみて感動して涙を流したり、

俺にはそのどれもが

できない。

なにも感じないのだ。

全て人間が作り上げたもので、
人を感動させたり、笑わせたり、喜ばせたり、
そういう感情にさせたいがために作られた
フィクションなんだと。

他の人が騙されても
俺は騙されないと、なぜか、
対抗心を燃やしてしまうのだ。
< 75 / 112 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop