ヴァンパイアの花嫁
「レオン様に気に入られたくばシェリル様をお守りするんだ」


「お守りって何かあるのか?」


ダーモッドにシェリル様の甘く香る血の匂いはわからないらしい。


アメリアには主が警戒しているのがわかった。


サンノーゼも言っていた通り、シェリル様の血はヴァンパイアの嗅覚を惹きつけたに違いない。


「シェリル様はレオン様にとって特別ってことだ。何あったら100年前のようには済まないだろう」


アメリアは昔を思い出していた。





< 168 / 487 >

この作品をシェア

pagetop