ヴァンパイアの花嫁
「そんなことが……」


足の動かないティナは踏ん張ることが出来ない為、ぶつかった時の衝撃も強いのだ。


その時、レオンがさっと扉に視線を移した。


アメリアも同じく扉を見る。


ノックもなしに入ってきたのはカサンドラ。


「わたくしを置いて帰ってしまうなんてひどいですわ。レオン様?」


妖艶な笑みを浮かべながら近づいてくる。



< 314 / 487 >

この作品をシェア

pagetop