ヴァンパイアの花嫁
ティナはゆっくり身体を起こすとレオンに腕を差し出した。


「?」


レオンはその腕の意味がわからない。


「レオン、あたしが力をあげる。膝の上に抱いていてくれる?」


ベッドの端に腰をかけていたレオンは訳がわからずティナを自分の膝の上に座らせた。


「ティナ、君からいつも力を貰っているよ」


レオンが愛おしそうに目じりを下げ微笑む。


金色の瞳にティナは優しく包み込まれるみたいな感覚だ。


「……レオン。顔色が悪い……あたしの血飲んでくれる?」


うなじが見えるように髪の毛を片側に持っていく。


< 436 / 487 >

この作品をシェア

pagetop